2014_09
23
(Tue)15:09

シュテルベン

今期のキリトくんはやけに可愛いな~v、と思って毎週楽しみにしてるソードアートオンライン、なーぜか皆さん揃いも揃って「スティーブン」と読み間違えていたくだんの STERBEN の読みがようやく正しく明かされました。
(でも「“ス”テルベン」と言ってた。ドイツ語読みするなら“シュ”だと思うけど)

お色気看護師さんが言ってたとおり「死」という意味ですが、細かく言えば、
Sterben(名詞) 死
sterben(動詞) 死ぬ
…と言うことですか…。
ドイツ語辞書、息子に貸しちゃったから手元にないけど★

この単語、勘がいい人ならすぐわかるでしょうが、英語の starve と同語源です。
英語の意味は「飢える」ですが、古い時代には「死ぬ」という意味もありました(オクスフォード辞書に書いてありました)。
現代では、その意味は廃用になってます。
英独語と近い親戚関係のオランダ語では sterven=死ぬ の意味で使ってますから、まあ、どう考えても元々はstarveも「死ぬ」という意味だったんでしょうね。
でもどうしたわけか、英語ではいつの間にか「餓死」限定の言葉になり、そのうち「死」の意味も微妙に抜けたみたいです。
「腹減って死にそー」と言うとき、I'm starving to death なんて言うわけですが、昔の意味が残っていたら、「死にそうで死にそう」「餓死して死にそう」というわけのわからん表現になるとこです。
(でもドイツ語で~Tod sterbenと使うから、別におかしくないか)

「飢え」「飢える」という意味では hunger(ドイツ語はHunger、hungern) があるので、何もわざわざ starve を同じ意味で使わなくても良かったんじゃないかと思うけど、アングロサクソン族の歴史の中に、死と言えば餓死、という厳しい時代があったんでしょうか?
などと、遠い時代に思いを馳せてみたり。
言葉とか地名って、タイムカプセル的な要素があるから、面白いと思うのです。

資料が現存する最古のゲルマン語であるところのゴート語で、starveにあたる単語を探しましたが、見つかりませんでした。
そういう言葉はあったのかもしれないけど、現存する資料には残ってない、ということかも。
「死」を意味するもう一つの英単語、 death、die ですが、こちらはゴート語にもちゃんと(?)あります。
dáuþus(名)、dáuþjan(動) (文字化けするかな?)
動詞の方は実際には細かい意味の違いによって前置詞的なオマケがつきます。
ドイツ語で言ったら Tod の方です。
Tod と Sterben、同じ「死」ですが、Todの方は現象、状態としての死、Sterbenは死ぬこと、死にゆくこと、というニュアンスがあるような気がします。
あ、私の勝手なイメージです。
本当にそうだと思わないようにしませう★


オマケの追記
ゴート語で hunger(英語動詞) は huggrjan
綴りの見た目が違うけど、これは、ゴート語ではggでngの発音を表しているため、表記上の違いです。
~janの部分は、ドイツ語の~enと同じで、動詞原型の語尾です。
通常~anですが、単語によってこのように~janになる場合があります。
ちなみに“j”は、ドイツ語同様、英語の“y”の発音です。

もっと脱線
“j”と“y”と、更に“g”は、元は同じ文字なので、言語によって英語の“y”の発音になります。
あれ?もしかしたら“i”も同じかも?
ケルト系の苗字でYates(日本語ではイェイツとかって表記する)ってあるけど、これってむかーしはGeatsと綴ったんじゃないかと思ってる。
ちなみに英語的に言えば、ビル・ゲイツのGates。
見てわかるとおり、“門”から来た名前なので、先祖の職業が門番だったのかも。
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