2012_12
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(Wed)15:05

最近読んだ本

さよなら?さよなら?
(2012/11)
青木 明節

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知り合いの知り合い(というなかなか遠い関係の方)が上梓された本を読みました。
著者は元編集者で、絵本画家である奥様への誕生日プレゼントとして書いたものを、このたび奥様の挿絵・装丁で出版された、ということです。
つまり、もともと商売っ気も無ければ、世間に対する訓辞的要素も無い作品ということです。

見た目は絵本、というか児童書?
実際、児童書コーナーに置いている書店もあるそうな。
でも内容はというと、ちょっと違います。
有り体に言えば、「大人の童話」みたいな感じかな?
でも、やや大人の中学生や、ちょっとおませな小学生でも感じるところはあると思います。
明確に表現してませんが、人の死に関わる物語です。
平和で文明の発達した日本のような国では、死は日常から隔離されたものになってますが、本当は、食べたり寝たりするのと同じ日常の事で、ある日心構えのないところに不意にやってきたりするわけです。
そして日常は容赦なく日常であり続けるんです。
そんなことをふと考えてしまうお話です。

死が日常から切り離されたのは、平和になったり医学が発達した最近のことで、日本でも昭和の半ばまでは日常のすぐそばに存在したんですよね。
なんてことを改めて考えたのは、これを読んだ時でした。
ロシア異界幻想 (岩波新書)ロシア異界幻想 (岩波新書)
(2002/02/20)
栗原 成郎

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民俗学的興味のある方はこちらも是非。

『さよなら?』に話を戻しますが、巻末の著者自己紹介に「文・割付」とありました。
さすが元編集者だなあ。
割付、地味で目立たない仕事ですが、重要なことです。
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COMMENT 1

-  2012, 12. 13 (Thu) 11:51

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