2011_06
16
(Thu)10:49

調子に乗って続けます

ゴート語、世間の99.9999…%の皆さんにはどうでもいいことでしょうが、ごくごくピンポイントにウケたので続けます(笑;
でも今回はゴート語じゃなくて英語の話です。え?

前回の画像を見ると、
himina、himma、himinis、himinam、himin
といった、どこか似たような単語がいっぱい出てきてます。
ドイツ語をご存じの方はピンと来るかもしれませんが、これ、「天、空」の意味です。
(現代ドイツ語ではHimmel)
それぞれ微妙に違うのは、印欧語族の大きな特徴である格変化のせいです。
現代英語はほぼ無いですけどね、格変化。
3単現のsくらい?(懐かしい)

英語でこの言葉につながるのはheavenです。
現代英語でheavenは普通「天国」の意味ですが、古英語の時代はheofonで、「空」という意味もありました。
でも現代英語で「空」はsky。
フランス語もそうですか?よく知らんけど。

skyというのは、もともと北欧=ノルマン人の言葉です。
古ノルド語(昔のノルマン人の言葉)で「雲」という意味だそうです。
英語の文献に初めてskyが登場するのは1200年代のようですね。
さー、ここで世界史が得意な人はピンと来るはず!
あれです。
ノルマン・コンクエストなる、あの頃です。
skyはその時代に輸入された単語なんですね。
もともとheofonが「天(国)」も「空」も表していたんですが、skyを輸入したことによって、意味が分かれていったんです。
ここまで、昔大学の古英語の授業で先生が言ってたことの受け売り。

英語はこうやって、外国語を輸入しては語彙を増やしていって、微妙な意味合いの違いが表現できる言葉になったそうです。
「日本語は他言語に比べて語彙が豊富」と思ってる人がたまにいるようですが、それは多分外国語を知らないだけ。
英語だってなかなかのものです。
外国語、なめちゃーいけません。
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-  2011, 06. 18 (Sat) 21:53

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