2017_08
19
(Sat)12:10


ちょうど一年ほど前に、まさかの成り行きで出版業を始めることになってしまいました。
といっても、一年経ってもまだ1冊しか出してませんよ―、だって成り行きだもの★
当初はデータを作ること、昔流に言えば組版部分のみのお手伝いと思っていたのが、色々と他人様に説明するのがはばかられる残念な事情があって(要するに人間関係問題ですね)、出版まで私がすることになっちまった次第です。
なので、当然のごとく何も準備してなかったんですよね。
だから今更後追いで勉強してます。
いやー。
良い本づくりを一途に志して頑張っている方々には失礼なヤツですね。
すみませんm(_ _)m

編集の仕事は会社員時代の自社製品マニュアルとフリーになってからの情報紙編集でやりましたが、出版業は未知の世界。
DTP屋なので、モノを作ることに関しては特に問題ないのだけど、出版者としての実務経験皆無なので何か参考になる物はないかなーと思ってあれこれググっておりまして。
すると、1人で頑張っていらっしゃる出版社さんって、結構あるんですね。
そんな方々のお仕事現場を取材した雑誌記事や本をいくつか見ましたが、だいたい「キレイな部分」しか書いていなくてあまり参考にはならなかったです。

でもこの本は、「そこまでぶっちゃけちゃっていいの?」と言うくらい赤裸々過ぎ。
「超」が付くほど専門的な本を作っている方なので、私のようなお気楽なヤツとは取り組んでいる姿勢が全然違うと思うけど、それでも出版社(者)の舞台裏がわかってとっても参考になります。
とりあえず、この方ほどは頑張れないけど、私もそこそこ頑張ればぼちぼち出来るかもー、などと勘違いしてます。
まあ、私の場合生活費は高収入(≧∇≦)bのダンナが稼いでくれているので、特に切羽詰まってもいない甘ちょろです。

ここからはテキトーな持論ですが、コンテンツのクリエイターさん達は、「内容が良ければ売れる!」と信じていらっしゃる。
私としてもそう信じたいのはヤマヤマなんですが、現実は厳しいんですよね。
人間、「第一印象の80%は見た目で評価」な生き物です。
だから私、見た目にこだわります。
書籍って、「中身で勝負だ―」と思って作られている事が多いと見え、雑誌やパンフレット類に比べてデザインがちょっとなおざりな感じが。
私はそもそもDTPデザイン屋なので、デザインにはこだわりたい。
たった1mmの違いが、見た目の良し悪しにとっては大きな差になる世界なんですよ、デザインって。
第一、見た目でまず興味を持ってもらわないと、無名出版者の本なんてスルーされるだけですから。
とか言いつつ次の出版予定ですが…
いつになるのやら…
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2016_10
06
(Thu)16:11

鉄腕アダム 1 (ジャンプコミックス)

ダンナが居間にポロッと置いていたので開いてみたら、お!絵がうまい!見やすい!とゆーことにまず惹かれて読み始めました。
やっぱ絵が上手い漫画はいいな。
しかも描き込み過ぎてないあっさり感がいい。
最小限のタッチで見せるのって、実は描き込むのより難しいのよ。
動線を使わずに動きを描くのって、作画レベルが高くないとできないし。
うん、やっぱり絵が上手い漫画はいい(二度言った★)

時代設定は2045年、感情を持ったヒューマノイドくんとその開発者らチームの皆さんが淡々と人類を守るお仕事をしている話だ。何。
2045年というだけでナルホド、と思う人もいるだろう。
ディスカバリー(TV)とかニュートン(雑誌)とかが好きな人にはきっと面白い。
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2016_09
21
(Wed)12:31
色々な障害があって、企画から完成まで2年余りかかった本、ようやく出来上がり既に発売中ですー。
まー、私がやったのはデザインとかDTP部分だけなので、私の仕事は最後の4ヶ月分くらい。
残りの期間は単なる応援団でした☆
訳者様、監修者様、お疲れ様でした。

rojoL.jpg
詳細はAmazonへGo
出版元のページはこちら
歴史にご興味のある方は是非。
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2016_07
06
(Wed)14:40
バングラデシュのテロで亡くなった日本人の皆さんは、うちのダンナと同じ業界の方々なので、他人事ではないです。
実際、ダンナの会社もこのJICAの事業に応募していて、たまたま他の会社が採用されただけのようなので。
日々平和を祈って暮らしている殆どのイスラム教徒の方々には、生きにくい世相になっていて気の毒に思います。
宗教行動の行き過ぎは怖いです。


宗教を生みだす本能 ―進化論からみたヒトと信仰

さて、この本読みました。
ぶっちゃけて言うと、「ん???」が多い内容でした。
具体的な「ん?」の概要については、概ね同じ意見のレビューがアマゾンに載っていたので、私がわけわからん文章を書くより、その方のレビューを読んでもらったほうが早い気がする。
sataさんのレビュー

一応自分の言葉でも書こう。
いくつか違和感がありました。
1点目。
「宗教」と「信仰」は似ているようで違うものだが、その区別・定義を曖昧にしたまま論じている。
むしろ敢えて曖昧にしているのか?とも思ってしまった。
導き出したい結論に合わせて、都合よく煙に巻いて使っているような。
論文だったらここを曖昧にしたままじゃ多分受け付けてもらえないよね。
ジャーナリストの書いた自由な発想の考察だから、そんな論旨に関わる重要な点もスルーされているのかしら?
まあ、翻訳本なので、原文がどうなっているのか不明だけど。
原題は『THE FAITH INSTINCT How Religion Evolved and Why It Endures』、直訳すれば『信仰本能 どのように宗教が進化し、なぜ存続するのか』なので(下手な訳ご勘弁下さい)、「本能じゃ~」と言っているのは邦題とは異なり「信仰」のこと、と解釈することはできる。
書名は出版社の意向だろうから、著者訳者ともに意にそっているとは限らないが。

2点目。
西洋人に馴染みのある宗教に偏っている。
「三大宗教」「三大一神教」という言葉が随所に出てくるのだけど、それですべての(現代)宗教を論じているのに強い違和感を感じる。
ここで言う三大宗教とはもちろんユダヤ教、キリスト教、イスラム教のことで、西洋社会に歴史的に深く関わってきた3つの宗教のこと。
だがしかし、宗教全般をこの3つだけをサンプルに論じるのは無理があり過ぎないか?
この3つ、いわばユダヤ教を元祖にした親戚宗教だから。
例えるなら、リンゴとナシとモモの3種(全部バラ科植物)だけで果物全体を論じているようなもの。
ブドウは?オレンジは?メロンは?
別種は全部無視かい???
一応申し訳程度にチラッとアジアの宗教についても言及してるけど、300ページ超の本でほんの数行。
この点に関しては単純に、研究不足なんでない?疑惑あり。

3点目。
「進化論の観点から宗教行動を理解する」目的で書いた本だ、と書いてある。
第1章に確かに書いてある!
その割に進化を全然辿ってないぞ。
先史時代の原始的な宗教行動を、未開社会の宗教行動をサンプルに考察しているのは方法論として正しいと思う。
でもそれだけでいきなり三大宗教論に飛んじゃってるのはどういうわけだ?
途中経過や古代宗教を完全にすっ飛ばしている。
一神教は、何もユダヤ教が人類お初ではないし、ユダヤ教も、古代メソポタミアの神話からの影響が大きいのだが、何も触れていない。
進化を語るのにそういうところを無視して良いのか?
まるで、カンブリア紀から一気に現代を論じているかのようだ。
デボン紀は?ジュラ紀は?氷河期はどこへ行った??

4点目。
原因と結果が逆っぽい?と感じる部分がある。
基本的に、研究と考察を重ねた結果この結論を得た、というより、閃いた結論に添うようにサンプルを選別し都合のいいように並べて論じている気がする。
最後の方に、宗教があったから中世の暗黒時代を生き抜けた的なことが書いてあったけど、それは違うと思う。
宗教があったからヨーロッパに「中世」という雑な命名をされるような暗黒時代がもたらされたんじゃないか。
「中世」というのは、「ギリシャ・ローマ時代」と「ルネッサンス」の間、という意味。
(だから、日本の歴史で「中世」という単語を使う意味がいまいちわからん)
ギリシャ時代の学識が、キリスト教に潰されず健全に発展していれば、人類が科学技術を獲得するのはもっと早かったかもしれない。

とまあ、色々「ん?」なことが多い本ではあったけれど、面白いと思う部分もありました。
ユダヤ教の聖典(キリスト教の旧約聖書)に記されているユダヤ民族の黎明期、具体的に言えば出エジプトに関する歴史的証拠が、いくら発掘をしても見つからないのは「まだ発見できてない」のではなく、「そもそもそんな事実は無いから発見できない」とバッサリ言っちゃってるところとか、痛快で面白かった。
そうだよ、物事は冷静にちゃんと三段論法で考えようよ(笑
宗教行動は人類の本能的な行動である、という仮説は面白いと思う。
ただ私としては、「信仰」は本能的な恐怖などから生じると思うけど、宗教そのものは違う気がする。
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2015_11
01
(Sun)14:10
このところ有難いことに仕事が切れずに入ってきているので、それを言い訳に全然読み進んでいない『The Northern Crusades』。
2,3日、間をあけてから読むと、前の部分の記憶が飛んでるので結局少し遡って読み、また寝る前に読むと、半分寝ていてページだけ進んで内容が入ってないので、次回結局遡って読み…を繰り返していたので、第5章は何べんも読んでしまったような。
おかげさまで何回も同じ単語を辞書で引いたので、割と覚えた。
ただ、覚えた単語がカトリック教会関連の言葉ばかりなので、今後使う機会が全く無さそうなところが残念過ぎる★

151101_1144-01.jpg
辞書のお爺ちゃんと孫。
大きさだけじゃなく、発行年月日的にも爺ちゃんと孫。
大辞典の方はだいぶ古いけど、気安く買い換えようと思えるお値段じゃない…。
シャーペンはサイズ感の比較のために置いてみました…

通常読む時に使っているのは小さい方なのだけど、特殊な単語は載ってないので、その時は爺さん(?)の出番になるのです。
そして、現状読んでるのが特殊な本なので、小さい辞書には載っていないことがチョイチョイあるのです。
で、昨日小さい方に載っていなかった単語を大辞典で引いてみたら、そっちにも載ってなかった…
誤植?
そこでネット検索してみたら、綴のバリアントでした。
大辞典にも載ってないか~…うちのが古いから?
問題の単語はdisseising。
通常の綴はdisseizingでdisseizeの現在分詞。
でも、語源が中世英語のdisseisenということなので、sで良いのかも。
sが濁る発音に変化していって、いつの間にやらzに置き換わったんでしょうか。
類語のseizeも同様jのバリアントがあるようです。

さて、昨日読んでいたところに、さも当たり前なようにGolden Hordeとゆーのが出てきまして。
... the Golden Horde of Mongols, which reached the Volga in 1236 ...ということで、モンゴル人のヨーロッパ侵攻のことね、というのはわかったけど、何でGolden?
当然小さい方の辞書には載っていなかったけど、大辞典には載ってました。
いわゆる、キプチャク汗国のことでした。
金で装飾したゲル(遊牧民のテント)を宮殿にしていたので、東方の遊牧民の脅威に晒されていたロシアで「金のオルダ(=ゲル)」と呼ばれて、そのロシア語から直訳したんですね。
漢字表記の「金張汗国」も「金のテントのハンの国」って意味なわけですね~。
そーだったのかー
年号や国名や事変名を通り一遍に覚えた学校の勉強の先には、まだまだ知らないことがいっぱいあるなあ。
「黄金のオルダ」は汗国が自称したものなのかしら?
それとも、外部からの見た目で呼ばれていた?
汗国自身は自分たちの国をどう呼んでいたのかしら?
ウィキペディアをみるとジョチ・ウルスというのがあるけど。

Goldenはそれでいいとして、Hordeの方は現代英語では大集団という意味だけど、語源は印欧語ではなくモンゴル語かチュルク(トルコ)語で「王室の屋敷」といった意味だそうです。
以前に読んだ『ことばの道』に東方語源のロシア語の話があったので、もう一度読んでみようかな。
この本は読後感想も書いてなかったな。
また読んだら書こうかな。
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